田舎からの電話はいつも訃報なのだった。兄嫁が逝った。5年前には甥が逝った。疎遠にしている田舎の兄からの電話なのだった。こういう電話がなるのは辛い・・。
朝日俳壇と朝日歌壇を恒例に読む。
こうれいを変換すれば高齢と最初に出たり恒例となる!
<戦争を忘れぬ為の昭和の日(筑紫野市 二宮正博)>⇒長谷川櫂撰;
<少年の眼や大人びて風光る(船橋市 斉木直哉)>⇒大串章撰;
「風光る」って夏の季語だろうか?
次に、歌壇に移る。
<バイトせし茗渓書店すでに無く書肆あまた消ゆ御茶ノ水より(さいたま市 伊達裕子)>⇒高野公彦撰;
駿河台下の「三省堂」っだていまはないのだ。街の本やみんな消えた。
<すれ違ふ紋白蝶はわれがまだせざる脱皮というふものをせり(和泉市 星田美紀)>⇒永田和宏撰;
「人は脱皮なんでできないん」だよね。もって生まれた性格を引きずって生きる。
<命乗せ真っすぐ北へ山境の峠越えゆくドクターヘリよ(松山市 宇和上 正)>⇒馬場あき子撰;
<探しものする春休み新春期は漢字で書くとちょっとかわいい(奈良市 山添葵)>⇒佐佐木幸綱撰;
奈良市の山添葵さん、もう思春期なのか。中学生では?お母さんの山添聖子さんのご病気が気になる。