TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

合気道の日曜稽古から帰って朝日歌壇と俳壇を詠む ~「そう言えば今日は父の日どうもです(橿原市 上田義明)」

 町田康さんの「しらふで生きる」の表紙にこうあった。<人生の寂しさと短さを酒なしで味わおうと思った。>

 こういった町田さんが最近「歌集」を出したのだ。町田さんが、歌は「言葉に乗る」という言い方をされていた。なるほどそういうことかと得心した。「言葉」という乗り物に乗って遊んでいいのだ、と教えられた。また短歌とは魂を外にだすとも言っている。自分で詠えなくてケチをつけるのも憚られるが朝日歌壇の最近の歌は心に響かない。

 <ごみ置き場掃除する人会釈していく人監督しているカラス(松山市 三浦三葉)>⇒佐々木幸綱撰;この情景は私も知っている。これを歌にするって面白い。

 <高齢者介護が仕事「長生きをし過ぎました」を聴くのは寂し(横浜市 桑田よし子)>⇒高野公彦撰; その気持ちわかる。

 <老女ひとり銀座ライオン午後三時姿勢正しく黒ビール飲む(三郷市 村山邦保)>⇒永田和宏撰; この歌は情景ではなく魂を描いているんだな。

 <多摩川を渡る電車を眺めおり介護施設に入りて五日目(多摩市 柳田主馬)>⇒馬場あき子撰;これも魂を描いている。

 俳句は、「そう言えば今日は父の日どうもです(橿原市 上田義明)に惹かれた。「父の日って」なんか変だね、と父は思う。

 最後に今日は合気道の日曜稽古(麻生中学)であった。逆半身の正面打ちに対する捌きから投げの稽古をした。ここ7日間はアルコールを接取してしていないので身体がたしかに軽い気がした。やはり飲んではいけない人なのだ、私は。そのことを繰り返し繰り返し自らに言う。