本日は昨夜半からの雨が続いいたが昼近くから止んだ。11時50分に出て稽古に行って来た。梅雨時のあめのように私のこころは晴れてこない。それでも平静の心を求めて稽古に臨んだ。「今を摘め」「今に集中することで生きていける」。矢作直樹さんも近藤誠さんも同じことを言っている。
帰宅して恒例のように朝日俳壇と朝日歌壇を読んだ。
<結局は三島も自決桜桃忌(東松山市 鈴木圭)>⇒ 長谷川櫂撰;
三島は太宰が嫌いだったらし。太宰治が愛人の山崎富栄と玉川上水に入水したのは1948年6月13日もしくは14日と見られているが、遺体が発見された19日を命日として、その日を太宰を偲ぶ「桜桃忌」としている。三鷹辺りの玉川上水は今では小川であり、入水自殺できるようには見えない。太宰は泥酔して入試したのだろうか?三島由紀夫は女と死ぬゆおな太宰が嫌いだったらしい。三島はボデイビルで肉体を鍛えていったが内実は軟弱な肉体の持ち主だったのではないかと思う。肉体を筋トレで鍛えても固い筋肉は武道には使い物にならないと武道家なあら誰でも知っている。鈴木さんの句は、桜桃忌とからめて三島のことを歌っている。
次に歌壇を読んだ。
<四人の子六人の孫在るけれどあなたの居ない四十二年(印西市 山本美和子)>⇒ 高野公彦撰:
山本さんは、女手で四人の子どもを一人で育ててきたのだ。孫にも六んに恵まれたが「あなた」はいない。こいう夫婦の姿もあるのだな。
<ステージ4すがる思いで神頼み母よりも先に死んではならぬ(吉川市 古山玄鳥)>⇒永田和宏撰:
これは魂の叫びだろう。
<背の伸びる音の聞こえてきそうな子われより大きくなった足裏(奈良市 山添聖子)>⇒馬場あき子撰:
山添さんは歌によって強くいきている。
<仏壇に大杉栄を祀る祖父それを誇りし父を思ひぬ(東京都 河野行博)>⇒佐佐木幸綱撰:
この歌は何なんだろう。大杉栄の伝記のような映画もみたが、あの頃に反体制にいくろは大変なことであったが、内実自己中の人にしか見えなかった。ロンドンの無政府義大会に行くのに有島武郎に無心してお金を貰っていってきたらしい。
続く