TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「新潮45」が休刊へ!


 「新潮45」の休刊を発行元の新潮社が決めたとの報道が昨日あった。いま手元に雑誌の7月号がある。この雑誌を若葉台稲城図書館で借りて読んできた。一つの記事(論文)が短いのと執筆者が比較的若手でハッキリ主張する書き方が多いので「へえこういう見方もありだ」と思いながら読んできた。執筆者の名前は忘れたが、「そろそろやめたらどうかパラリンピック」という記事が掲載されていた。これを読んで、「パラリンッピクにはそれなりの意義あるんでは?」と思った記憶がある。ビートたけし北野武)さんが狭い領域の特殊な専門家(生物学者や職人・ほか)に聞く「連続対談」がとても面白くて好きだった。この連載もいつの間にか紙面から消えた。ビートたけしが自分の事務所を辞めたとき新潮社の対応に激怒して「インタビュー連載を下りると言ったとか」の話があった。その後で中止になったのだろう。
 ここで今回の雑誌休刊についてだが、問題となった「8月号」も「10月号」もまだ読んでいない(図書館でリクエストの順番が回ってこない)ので、テレビや新聞報道で事の次第を知った。読まずに言うのも気が引けるが、8月号の杉田論文は論外、それを擁護する10月号は居直りに他ならない。「万事休す」の結論が出されたわけだが、一気に休刊にする前に雑誌として幕引きの手順を踏むべきだったのではと思う。「雑誌が売れない!」はもう20年来の出版界の状況だ。分野は違うが永年にわたり雑誌作りに携わってきた者の一人として辛い。「売らんかな」を目指して生き残るべく際物的編集に大きく舵をきった結果が今回の事態を招いたのだろう。ともあれ読者として休刊は残念至極の一言だ!