TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

佐藤 優著『勉強法―教養講座「情報分析とは何か」を読み始めた

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために稲城図書館が3月末から休刊が続いている。休館の前に10冊の本を借りて来ていた。既に返却期限は過ぎているが、2冊だけは返却ボックスに返さずに手元にある。そのうちの一冊『勉強法』(佐藤 優)を漸く読み始めた。佐藤 優さんは、外務省のラスプーチンと呼ばれているとか、よく顔写真入りの記事が目につくので、あのギョロ目の偉丈夫の表情はよく知っている。元外務省の役人で、もともとは同志社大学の神学部出身の方くらいの知識しかない。ロシアア大使館に長いこといたことがあり、ロシア通で類まれなロシア語使いという印象を持っていた。なんかの雑誌で対談か何かを少しだけ読んだことがあるが、一冊も本を読んでいなかった。今回、上で紹介した本(角川新書)を読み始めたが実に面白い。2015年に新書版がでたのだから初出はさらに古いものだろう。

 「暗さは暗いと認識して初めて、明るくするための現実的方策を考えれるのだ。」

上記のような文章が、エピグラフとして最初のページに掲げられている。これは、学び始めるのに遅すぎるということはない、と読んだらいいのだろう。
 上記の本は、佐藤さんがどこかの社会人講座で行った講義録を本にまとめたもののようだ。聴講者は若い人から70歳代の高齢者もいたらしい。してみると、73歳の爺の私が読んでもいいわけだ。ということで、第四講「教養とは何か」から読み始めた。これを読んでみると、私は大学でなにも勉強をしてこなかったことに気がつく。ロシア語とロシア文学を専攻したのだが、明らかに勉強不足は申し開きができないくらいだ。大学では酒を覚えて、空手部に所属したが、まともな学問も恋愛も学ばなかった。佐藤さんの神学部での勉強はまともであったことが分かる。初めからロシア及びロシア語をめざしたのではなかった。神学を学ぶ中で、チェコへの留学を目指した。チェコに行くために外務省に入って、イギリスでロシア語の勉強を英語で教育を受けた。さらに、イギリスの軍隊の学校でロシア語をミッチリと学んだ人と知った。ロシア文学が好きいうのでもなかったようだ。とりあえず、第三講「勉強とは何か」を読んで、ほかに佐藤さんの本を読んでみたい。実は、この本を読んで、猛烈に勉強がしたいというか、本が読んめる幸せを感じる。佐藤さんの、世に出るきっかけとなった、『国家の罠』をネットで調べたら、110円で売っている。送料を入れても500円で読めるようだ。