TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「一人酒」を止めよう

『脳寿命を延ばすー認知症にならない18の方法」(新井平伊)さんが届いた。

 「一度に飲むより毎日飲む習慣のほうが、脳へのダメージは大きい」
 こうハッキリと書いてあった。さらに、一人酒がよくないようだ。一人酒は人と喋らないで黙々と飲む。「陶然としてきて自己の内面に沈潜してくる」これが私の酒飲みのスタイルだった。仕事帰りに新宿や湯島で立ち飲みが好きだった。つまり、新井さんの指摘による悪い酒のみの典型だったのだ。ということで、まずは「一人酒」を止める。

 「糖尿病は最大の敵。専門医のもとで真っ先に治す。」
 新井さんはこんなことを真っ先に言っています。糖尿病の専門医は、「糖尿病は治らない。抱えて一生付き合っていく病気である」と言っています。治せるならそんな苦労はないのです。何の因果が、私の場合は、C型肝炎の治療でインターフェロンフリーの薬を飲んでいる時には禁酒をしていました。「肝臓の治療が上手くいくと、血糖値が落ち着いてくるのはどうしてだろうか」とその時に疑問に思っていた。今気がついたのは、C型肝炎の治療中には禁酒あるいは節酒をして、食事にも気を付け、さらに適度の運動も心がけていた。すなわち、これが取りも直さずに、生活習慣の改善に繋がった居たのだと思う。
 <物忘れを自覚するようになったら節酒、できたら断酒が望ましい。その段階で思い切ることができれば、まだ認知症に至るまえですから、回復が望めます。私は外来でこう話します。「人生取るか、酒取るか」で「10年後が全線違う」と。>
 まえに、「お酒止めますか?人間山止めますか?」という言葉を聞いたことがあります。作家の町田康さは、賢い人だから先見的にわかって「お酒を止めたのだ」と思う。
 「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかにのむべかりけれ」 (若山牧水

 若山牧水は、お酒が好きだった歌人として」知られる。1885(明治18)年8月24日に、1928(昭和3)年に亡くなった。43歳で死去は、当時としては結核で早世した歌人や詩人に比べると早くはない。死因は急性胃腸炎と肝硬変だった。
 「足音を忍ばせて行けば台所にわが酒の瓶は立ちて待ちをる」
 こういう歌もある。私は、牧水の域には達しえないので、とりあえず「一人酒」を止めようと思う。その方が、本が読める。ただ、本をもっともっと読みたいのだ。