TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

穂村 弘さんのデビュー歌集「シンジケート」新装版のこと

 気になる歌人の穂村さんの『シンジケート』を図書館にリクエストしたが、読まないうちに新装版が5月に講談社から出たそうだ。
 人気画家のヒグチユウコさんが表紙の絵を描き下ろし、かつて刊行時に激賞した高橋源一郎さんが新たに解説を寄せている。『シンジケート』新装版には、帯に漫画家・大島弓子さんが31年前に寄せた言葉が再掲されている。1990年(31年前)に第一家集『シンジケート』を自費出版するとき、無名の穂村さんは漫画家の大島弓子さんを歩いて尋ねて行って、帯の推薦文を頼んだんだという。

「酔ってるの?あたしが誰かわかってる?」「ブーフーウーのウーじゃないかな」

 1991年4月に、『シンジケート』を朝日新聞文芸時評で取り上げた高橋さんが、<穂村弘は新しい「原文一致」で書こうとしている>と、激賞した。その頃、高橋源一郎さんは『日本文学盛衰史』を書いていた頃だろうか。

 ともあれ、『シンジケート』を読まなくっちゃね。6月2日の朝日新聞夕刊の記事(佐々波幸子さんの記事)から記憶と記録のためにまとめた。