「iPS細胞」の臨床応用がいろいろと行われている。しかし、一筋縄にはいかないようだ。ひとの死亡率は100%なんだから、永久に生き続けることはできない。医学は人の命をいかにして長くできるかを模索している。臓器移植という医療がある。脳死からの臓器移植、さらに生体臓器移植を含めて、そこまでして生き続けるのかという思いもある。標記のタイトルの記事を目にした。興味を持ったので、記録しておきたい。
<大阪大学の研究チームは4月4日、ヒトのiPS細胞からつくった目の角膜細胞を、視力が落ちる病気のある患者に移植する臨床研究で、重大な副作用なはなかったと結果を発表しつた。一部では、視力の回復も確認できたという。チームによると、対象は角膜を作る「幹細胞」がけがなどで失われることで発症する角膜上皮細胞疲弊症の患者4人で、移植から1年間の経過観察中に、細胞のがん化や拒絶反応は見られなかった。>
<コメント> 記者の矢田文さんの記事から引用して紹介した。ips細胞の臨床応用の進展に注目していきたい。