TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

小阪憲司先生のこと―訃報(2023年3月16日)に接して

 <小阪憲司さん死去「レビー小体認知症」発見>という見出しの訃報欄を目にした。

 小阪憲司さんには大変お世話になった。私のシリーズ・ブログ<私の「医人」たちの肖像>に取り上げたいと思っているうちに訃報に接してしまった。小阪さんには、20003年頃に勤務先で発行していた雑誌「精神医学」の編集会議で初めてお目にかかった。当時、小阪さんは横浜市立大学教授(精神医学)であり、雑誌「精神医学」の編集委員のお一人であった。金沢大学医学部のご出身であり1991年~2003年まで横浜市立大学教授を務めた。2005年頃に横浜市立大学を退官され、横浜市の別の病院(名称を失念、たしかホウユウビヨウイン)の院長を務めておられる時に、認知症になった私の義母(HT)の受診をお願いした。その後2014年頃まで、小阪さんがクリニックを移られるたびに、義母をつれて受診した。小阪さんは、義母を丁寧に診てくださり、母はすっかり信頼しきっていた。母は医師の娘であり、若いころには父親の病院を手伝ったこともあり、クリニックが好きであったのだ。
 以下、朝日新聞の訃報(2023年3月28日)から概要を記録しときたい。

 <レビー小体と呼ばれるたんぱく質神経細胞にたまることで起きる「レビー小体型認知症」を発見した、横浜市立大学名誉教授の小阪憲司さんが、3月16日、誤嚥性肺炎のため横浜市内の病院で死去した。83歳だった。小阪さんは、1939年11月8日生まれ。認知症ぼ原因と症状や特徴を示すレビー小体が原因の認知症を発見し、1976年に世界で初めて症例を発表した。2013年度朝日賞を受賞した。>

 1982年、順天堂大学で医学博士。論文とタイトルは「Lewy bodies in cerebral cortex: report of three cases」。1991年に横浜市立大学教授。2003年に横市大名誉教授に。2013年に、レビー小体型認知症の発見の業績で、朝日賞を受賞された。この時の、新聞記事がどこかに保存してある。認知症について、医学書院の「神経心理学コレクション」で本を出されている。
 (後日、補足をする、今日はここまで)