TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『現代思想入門』(千葉雅也、2022年3月) を読み始めた

 この本日は、「ジャック デリタ、ジル ドぅルーズ、ミシェル フーコー」を取り上げて論ずるうだという。

▶はじめに 今なぜ現代思想か■
 「この本は現代思想に入門する本です。」なんだという。ここで言う、「現代思想」とは、1960年代から90年代を中心に、主にフランスで展開された「ポスト構造主義」の」哲学を指しています。

 1960年~1990年代も私が生きてきた時代だ。「フーコー」の名前は精神医学の関係で知ってはいたが読んだことはない。神谷美恵子さんが翻訳した本を持っている・・。

 <現代思想を学ぶと、複雑なことを単純化しないで考えられるようになります。純化できない現実の難しさを、以前より「高い解像度」で捉えられるようになるでしょう。>

 うえのようなことなのだとしたら、「現代思想」を学ぶことは悪くはない。今さら爺さんでもりかいできるか?

現代思想は、秩序を強化する動きへの警戒心を持ち、秩序からズレるもの、すなわち「差異」に注目する。それが今、人生の多様性を守るために必要だと思うのです。人間は、歴史的に、社会および自分自身を秩序化し、ノイズを排除して、純粋で正しいものを目指していくという道を歩んできました。そのなかで、二十世紀の思想の特徴は、排除される余計なものをクリエイティブなものとして肯定したことです。

 ここまでは、わかるんだが、この本を読めるかわからない。

<21世になってから、第一線の研究者によるわかりやすい入門書がたくさん出るようになりました。・・・・・・たとえば、LGBTQの権利に関して決定的な仕事をしたジュディス・バトラーというアメリカの思想家がいますが、彼女の『ジェンダー・トラブル』(1990)は、人間の欲望において必ずしも異性愛が基本ではないということを独特の論法で示した本です。>

 千葉さんによれば、バトラーの本は読めないらしい。つまり、分からない。「デリダ脱構築的な考え方と、精神分析の知識が前提となっているんだという。そのための、入門書として「現代思想入門」がある。

(20Pまで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 本日は、合気道の木曜日夜稽古の日であった。稽古では正面打ちの各種の捌きの技の稽古をした。出席者は五人と少なかった。やはり稽古をすると身体のみならず心がきれいになってくると感じる。「現代思想入門」は稽古に行く隙間の時間に読んだ。

 

さて、本日の気になる本を書いておく。いずれも朝日新聞朝刊の広告から。

(1)『目的への抵抗ーシリーズ哲学講和』(國分巧一郎、新潮選書、858円)
 コロナ危機以降の世界における哲学の役割を問う。

(2)『結局腸が、9割』(川本徹、アスコム、1595円)
 名医が教える「腸」最強の健康法。腸は自分で動かせる。「腸元気体操」であなたの腸はみるみる動くようになる。「腸活なくして長生きなし」。
 これは、面白そうなので読んでみたい。