興味深い記事が、朝日新聞(5月6日)の「Be」に載っていたので読んだ。
<私のTheBest!>という欄に、標記のタイトルの記事が載っていた。渋滞学者の西成活裕は、50歳から合気道を始めて、6年かかって2級に昇進したという。
<合気道では、無意識に選ぶ行動とは逆のことをできるかどうかが重要です。相手を倒すのに、たいていは力を込めて真正面からぶつかってしまう。これだと体格や腕力で上回る相手に勝てない。反対に力を抜いて相手の勢いを利用すれば思うように導ける。「渋滞学と同じ」とわかり、関心がいっそう高まりました。>
面白い人がいるんだと知った。合気道では、相手を制することで倒すのではなくて、相手が行きたい方向に行かせてあげることで、結果として相手を倒すことに通ずる。そこには、「ゆらぎ」、「あそび」が大切であり、複雑系の科学を応用していることになる。