TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「読み書きできるって」幸せだな・・・「読み書きできない」隠れる実態の記事を読んで考えた。

 遠い記憶がある。私は一歳半くらいだった。初めて離乳食を食べたときのこと。その次は私は三歳くらいの幼児で母親に連れられて母親の実家に泊りがけでいった。あるいて行った。バス便などなくて10キロくらいを歩いたのだと思う。その母親の実家からさらに歩いて5キロくらいの所に母親の姉の嫁ぎ先があった。その姉さん(つまり私の伯母)は結核で(脊椎カリエスとか)五人くらいの子ども(4歳から15歳くらい)を残して亡くなっていた。だから亡くなった姉の家を訪ねたのだと思う。四人兄弟の末っ子の私のみを母が連れていった。その時は比較的大きな農家の2階に泊った。農家のトイレといえば庭先に戸建があって「ご不浄」と称していた。夜に布団にはいってからトイレに行くのは大変なので二階の下野根にでて許されて「小便」をした。その光景が頭の中に残ている。何とも行儀の悪いガキの記憶があるのである。そして5歳くらいになると、両親の畑仕事ついて畑に行った。野良仕事をしている両親の傍らで「いち・に・さん・し・ご・・・」と数が数えられるようになったが嬉しくて声を張りあげていた記憶がある・・・。

 さて、今年の春に5人目の孫の男の子が小学校に入学した。保育園との違いに戸惑っていたその子も小学校に慣れてきたようだ。喜ばしく一安心した。こんなじきに、
 <「読み書きできない」隠れる実態>という大見出しの記事を読んだ(朝日新聞夕刊、2023年5月9日)>を読んだ。驚いたのと興味深いのでここでメモ書きして書いておきた い。以前にも、夜間中学で学び直す高齢者の記事を読んだことがある。

 <読み書きができず、生活に支障があるーーー。そんな人たちが国内に相当数いるとみて、「識字調査」の試行を進める研究者がいr7う。「必要な施策をとるために、実態把握が急務だ」と訴えている。>

 記事には、夜間中学で学び直しているAIさん(香川県三豊市の市立高瀬中学校)の事例が載っていた。幼いころに胃腸が弱くて登校できず不登校のままで「形式卒業」して大人になっていたのだ。いまは、小学校の漢字から学び直して、卒業までに中三までの漢字ドリルをやりとげたい。定時制高校に進み、工業系の資格をとりたい、との希望だ。「勉強てこんなに楽しいものかと知りました」と言っている。

 国立国語研究所の野山広准教授(日本語教育)、全国調査75年間ない、国の実態把握が「急務」と指摘している。
 <2020年の国勢調査で最終学歴を「小学校卒業」と答えた人は約80万4千人。線虫戦後に育った75歳以上が9割を占めるが、20~40代も約1万3千人に上る。>

 野山教授は、「生活に困る『低識字者』が一定数いることが改めてわかった。外国人住民も増える中、必要な施策をとるために、実態調査が急務だと話しているんだという。(多知川節子さんの記事から)

<コメント>言葉を身につけるって大変なことなんだな。浪人と留年も含めると24歳で実社会で働き始めた爺の場合は、何か社会に還元しないといけないと痛感する。酒飲んでいる暇はないだろうに・・・。