驚きの広告が朝日新聞朝刊(2023年6月21日)に出ていた。興味深いので引用しておく。この本は幻冬舎の目くらましではないか?実話?みんな興味を以て買いたくなる。買うものか、借りて読む。
<老いてこそ身体(からだ)も心も
業火のごとく燃える愛の軌跡。
かってない<老いの自由>を描ききった
痛切なノンフィクション・ノベル!>
この書き方を読めば、誰だって実話と思うだろう。
<二人が出会った時、Jは85歳。
高名な作家であり、尼僧。
人生最後の恋の相手は、母袋晃平。
190センチを超える長身で色黒の優男。
IT企業を経営する37歳。>
なんだろうな?この本。高齢社会になって女性の老いらくの恋と言うか、セックスの本が多く出る。『疼くひと』もそうだが、こちらは老後の面倒をみますよ、という本格派の高齢化社会の良いお話として、私は読んだ。作者の実録といってもよい。それに引き換え、『J』はなんだ。寂聴の「J」と「読むしかない。寂聴さんは男を絶つために出家したんでは?
いずれにしても、興味深い本だ。