TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「iPS心筋シート 患者へ移植完了」のニュースに触れて

 iPS細胞を用いた臨床研究は着実に進められているようだ。私のこのブログでもiPS細胞のことは継続的に紹介してきた。今回も、朝日新聞(2023年6月21日朝刊)の記事から記憶と記録のためにまとめておきたい。

 <大阪大は、iPS細胞からつくった心筋シートを心不全の患者に移植する臨床試験(治験)について、予定していた8人の患者への移植が完了したと発表した。東京女子医大病院で3月、8人目の患者に移植した。半年後までの安全性や有効性のデータをまとめて、厚生労働省への承認申請を目指すという。>

 この治療の対象は、心機能が低下した「虚血性心疾患」の患者が対象である。京大iPS細胞研究所がつくったiPS細胞から心筋細胞をシート状にしたものを作製し、手術で患者の心臓に3枚づつ貼り付ける。シートからでる物質が心臓の血管の再生をうながし、心機能が回復することが期待される。

 <(これまで)阪大病院で3人目までを実施。その後、遠隔地にシートを運べる体制も整え、順天堂大や九州大でも移植した。今回は、東京女子医大で60代の女性にい移植された。女性は、数年前に心筋梗塞を発症してカテーテル治療を受け、心不全の治療薬やペースメーカーなどでも治療をしたが、心機能は低下した状態が続いていたという。シートの移植後、4月に退院し、現在まで安全性の問題はみられていないという。>

 (野口憲太さんの署名記事から引用た)

<コメント>
 この治療法は、まだまだ事件段階のように思える。