TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「横浜総合病院のもの忘れ外来」 ~興味深い記事から「レマネカブ」のことなど

 昨日、横浜総合病院脳神経センターに同伴者のYの受診に一緒に行って来た。そのさいに同病院の広報誌「プロムナード」(Vol.374, 6月号,2024)をいただいてよんでみた。「物忘れ外来」を、昨年の10月に私の酩酊事件の後で受診して「脳のMRI画像」の撮影と心理テスト等を受けて長田乾医師の診断を仰いだことがあった。私の脳萎縮は普通の高齢者の萎縮範囲に留まっているとの診断であった。

 さて、標記の「プロムナード」という小冊子で同病院神経内科山崎貴史医師が「横浜総合病院のもの忘れ外来のこれまでとこれから」という興味深い記事を書いていた。読みながらが概要をまとめておきたい。

■横浜総合病院のもの忘れ外来の特徴■
 (1)横浜総合病院の物忘れ外来では、認知症の早期診断・早期治療に加えて、高血圧、糖尿病、心臓病、フレイル、整形外科疾患などの合併症を他の診療科と連携して包括的に診療している。
<コメント>上記の特徴は画期的な方針であると思う。同規模の川崎市麻生区にある新百合ヶ丘総合病院はもう少し先端医療に力を入れているように思う。

(2)介護保険申請、特定機能疾患認定、障害年金申請、身体障害者手帳の交付、神奈川県警からの依頼による運転免許更新に関わる診断などの業務も行っている。
(3)横浜総合病院のもの忘れ外来では、次の4つを遂行している。
① 認知症疾患医療センター事業
➁ 認知症初期集中支援チーム事業(介護保険事業)
③ 若年性認知支援コーディネーター事業
④ 新薬にかかわる臨床治験(契約事業)

■レマネカブ治療を行っているんだ■
 エーザイほかが開発した認知症の治療薬「レマネカブ」が保険適応になったのは昨2023年12月だった。「レマネカブ」を投与できる施設の要件としては、脳内のアミロイド蛋白の蓄積を的確に検査所見で判断でき、かつ治療に際して注意を要する画像所見の適切な管理ができる複数めの常勤専門医師がいることが必要とされている。
 「レマネカブ」は2週間に一度の点滴治療で原則では1年半続ける。体重50㎏の人をモデルケースにして標準薬価は298万円となる。MCI(軽症の認知症)が治療適応となったことで、治療の選択肢が増えたことになる。

<コメント>
 77歳まで生きてきて、物忘れがひどいし、同伴者には認知症と悪しざまに言われている爺である。だからと言って「レマネカブ」を点滴したいとは思わない。かくなるうえは禁酒して歩いて動いて、ロングブレス、木刀振りを続けて生きていくしかないと思った。高額の薬にはC型肝炎の治療でずいぶんお世話になった。本日で断酒が5日目をむかえた。こんなアホに酒を楽しむ権利なんてない。町田康さんの「素面で生きる」をもう一度読んでみたい。

 続く