TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 「メディカルポケットダイアリー」がなくなる

<「医・人・時」―私の「医人」たちの肖像ー>というタイトルで、私の勤務時代(医学書院)の40年余をブログで書き連ねてきた。このいささかマニヤックとも感じられる自分史の記録は、「メディカルポケットダイアリー」のメモに基づいている。私が入社した昭和46年(1971年)には既にこの手帳(ポッケトダイアリー)は存在して利用してきた。従って、1971年~2024年までの手帳(ダイアリー)53冊がいまも手元にある。

 今回届いた発行終了のお知らせハガキにはこう書いてあった。
 「多くの方々にご愛用いただいておりましたが、ご利用者さまの減少、また原材料費や輸送費高騰による制作コストの増加もあり、発行を維持することが難しく、検討を重ねてましたが終了の運びとなりました。」

 同時に半年ごとの「メディカルスケジュールカレンダー(これは、書店や医局向け?)も発行終了とのことだ。先に今年の4月から週刊医学界新聞が月刊医学界新聞に発行形態が変わった。実質上の医学界新聞の終焉であろう。

 入社10年目(1981年)から1993年まで12年間に週刊医学界新聞の記者として勤務した。その間に、日本全国各地開催された医学関係の各種学会、研究会の取材記事、あるいは関連した座談会や識者へのインタビュー内容を記事として週刊医学界新聞に掲載してきた。週刊医学界新聞の終焉に続いてメディカルポケットダイアリーの終了は大きな変化だ。

 世はインターネット時代となり、あらゆる情報はネットと通じて全世界に拡散する。紙の媒体である、週刊新聞や紙の手帳の終焉は時代の趨勢でもあろう。しかし、昭和世代の私として一抹の淋しさとともに残念との思いが強い。記憶と記録のために書いた。