TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

私の「医人」たちの肖像―(23)岩室紳也さんと「エイズ予防」

(23) 私の「医人」たちの肖像―  岩室紳也さんと「エイズ予防」

 

  • 2018年12月1日:

今日の朝日新聞朝刊の「be」欄を開いて驚いた。岩室紳也さんが顔写真入りで記事に出ていた。”医師・コンドームの達人 岩室紳也さん(63歳)「性」の問題から「生」を問う”という大きな見出しが付いていた。写真をみて、「岩室先生ってお年を召されたな」という印象をもった。
 岩村さんには在職中の1995年~2000年頃にお目にかかった。その頃に従事していた医学系出版社I書院で発行している専門雑誌「公衆衛生」の編集委員のお一人であった。どこかの保健所に所属されていた。専門は泌尿器科医であった。現在はヘルスプロモーション推進センター「オフィスいわむろ」代表で、かつ厚木市立病院の泌尿器科(非常勤)で毎週火曜日に診療をされているようだ。
 今回ホームページを閲覧し履歴をみると1999年に厚木保健所保健予防課長、県立厚木病院泌尿器科医長であった。2003年に(社)地域医療協会ヘルスプロモーション研究センター長に転じている。私がお目にかかったのはこの頃だ。「実にユニークな活動をされており、一風変わったお医者さん」との印象を持ったのを覚えている。

エイズ教育の達人の岩室さん■

 さて、本日12月1日は「世界エイズデー」である。岩室さんは、性感染症に詳しい泌尿器科医として、またエイズの専門医として、主に中高校生に性教育の講演を年回に100も行っているとのことだ。
 「コンドームの達人」と「呼ばれ、インターネットでもコンドームの正しい着け方を発信し、動画再生回数658万回を超えている。性感染症を防ぐにはセックスをしないか、コンドームをつけるしかない。生徒の前で模型を使って正しいコンドームの着け方を実演しているという。新聞の「フロントランナー」に興味深い記述があった。引用する。

「・・・インターネットを含めて露骨な性描写が氾濫しています。かつて男子はポルノ映画やアダルトビデオ(AV)を仲間と一緒にみていました。そこで、『アンナのありえないよな』と誰かが言うのを聞き、『そうか』と学んだものです。」講演では、「AVは絶対に1人で見るな。五人以上で見よう」と指導しているという。
 そういえば、爺のわたしが19歳の折に大学の空手部に入った折に、豊橋市出身の一人FYが万が一の機会に、備えコンドームを持参して着け方の見本を示してくれた。古き良き得難い時代だった。
 孫息子のJS君も来年は5年生になる。クリスマスプレゼントには、「おちんちんの本」をあげるのもよいかもしれない。
 (2018.12.1)
(私の「医人」たちの肖像―〔23〕 岩室紳也さんと「エイズ予防」)