TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

i PS角膜を世界初移植

  i PS細胞から作った角膜を世界で初めて患者に移植したと大阪大学眼科のチームが8月29日に発表した。以下、2019年8月30日付けの朝日新聞(朝刊)の記事から紹介する。今回の対象は「角膜上皮細胞疲弊症」という病気の患者だという。第三者のi PS細胞を角膜の細胞に変化させ厚さ0.03~0.05ミリメートルのシート状にして40歳台女性の左目に移植した。手術は7月に行われ経過は順調で今月23日に退院したという。問題なく日常生活が送れる程度の視力が得れているという。阪大眼科チームの西田幸二教授は、「まだ1カ月だが現時点ではうまくいっている。角膜が濁っていたのが透明になり視力もかなり改善している。これがいつまで維持できるか慎重に見ていきたい」と述べている。i PS細胞から作った細胞の移植は、2014年の理科学研究所などによる網膜細胞移植、2018年の京大によるパーキンソン病への患者の脳への神経細胞移植に続き3例目だ。画期的なけ臨床研究の成果だ。今後の推移を注目していきたい。