TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

川崎病と川崎富作さんのこと

 川崎病の発見者の川崎富作さんが、2020年6月5日に95歳で亡くなった。新型コロナウイルスに感染した子どもの患者に川崎病と似た症状の報告が欧米でで報告されている。
 ということは、今でも川崎病は原因が最終的には解明されていないのである。川崎先生には何回もお目にかかった。いずれ追悼特集が新聞や雑誌で出るだろうと思っていた。2020年7月11日の朝日新聞の「惜別」欄で取り上げられていた。小川裕介さんという方の署名記事だ。記憶と記録のために引用してまとめておきたい。
 <東京・浅草生まれ。7人兄弟の末っ子で、母の勧めに従い医学を志した。戦後まもなく千葉大医学部を卒業し、東京の日本赤十字社中央病院(現日赤医療センター)で小児科に務めた。4歳時の見慣れぬ症状に気がついたのは1961年のことだ。発熱や発疹が続き、リンパ節が腫れていた。したイチゴのように赤く、指先の皮がむけていた。6年後、患者50人の症状をまとめ、新たな病気「小児の急性熱性皮膚粘淋巴腺症候群」として論文んで発表した。>

 川崎さんの論文発表から半世紀を経過したが川崎病の原因は、ウイルスや溶連菌などの細菌説もでているが、その原因も全貌も解明されていないのである。川崎病の動向については今後も注目していきたい。