「たけやぶやけた」
上から読んでも下から読んでも同じに読める文章を「回文」という。
本日の「折々のことば」に、」鷲田清一さんが面白い「回文」を紹介していた。
良い骨格と ふくよかな腹 シワ無き手 ステキなわしらは 仲良く太く かっこいい (コジヤジコ)
まったく言葉が面白い。鷲田さんどこで見つけてきたんだ。
<どうしてこのような言葉の連なりが生まれるのかと驚くばかり。”言葉遊び作家”の見事な回文。ただ文字の並びを編み、組み立てただけなのに、その言葉が詠んだ人の気持ちを思いがけない場所に引っ越しさせる。言葉がおのれを組織立て、人を何処へ攫ってゆく。自分が不明になる心地よさ。xにポストした「ステキなわしら」から。>