不思議な本を読んだ。ステージ4の肺がんが消えてしまうとは考えられない。ステージ4とは普通は「後がない」という段階だろう。
『僕は死なない(刀根健)』は癌から生還した刀根さんの手記と言っていいだろう。かつ、刀根さんの自己分析に基づいた私的物語といっていい。面白かった。私の好きなタイプの本だ。刀根さんは劇的にアレセンサが効いて癌が消えてから自分がなぜ癌に罹患したかを分析している。
<病気になる、ということは、健康でなくなる、ということ。健康でなくなるには理由がある。僕なりに考えた結果、病気には四つの原因があることに気づいた。それは、
身体の原因
心の原因
エネルギーの原因
魂の原因
一つずつ、見ていきたい。今病気の人も、そうでない人も多少の参考になると思う。>
一つずつ、原因を分析した後で、刀根さんがこう言っている。
「病気というのは、ある意味で目覚まし時計だと思う。今までの慌ただしく流される毎日をちょっと立ち止待って振り返りなさい、生き方が間違っているよ、と言っているような気がする。」
刀根さんの分析はかなり正当であると思う。私が急逝膵炎になったのもC型肝炎ウイルスに罹患したの私を生かすための神の配剤あったのだろう。「急性膵炎」は神が罰をあたえたのだ。C型肝炎ウイルスは「こうでもしないとお前は酒を飲み過ぎるから」と警告のために与えられた病だった。今の「糖尿病」もそうでもしないとお前は運動をしないからさせるために与えた病なのだ。こう思うと腑に落ちる。
刀根さんの本はもしかしたら真実を書いているのだとわかった。
最後に今日の気になる本を書いておく。
(1)『こうして、人は老いていくー衰えていく体との上手なつきあい方』(理学療法士 上村理絵、アスコム、1,540円)
理学療法士がこのように本書いて世にで行くのは歓迎だ。
(2)『ロジカルダイエット』(清水忍、運動生理学士、幻冬舎、900円)
運動生理学士って資格はなかったよね。出来たのかな?国家資格ではないと思う。
「3ヵ月で勝手に痩せる体になる」って宣伝しているが、私は痩せなくてもいいのだが、理論はどういうものか読んでみたい。