TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

都甲幸治(早稲田大学教授)って何者かがわかった

 半年くらい前に、町田 康さんの『しらふで生きる』を読んだ。同じ頃に、都甲幸治さんという、私は知らない人が朝日新聞に『しらふで生きる』の好意的なというか客観的な書評を書いていた。このひと誰だろうかと気になって、ときどき名前を雑誌で探していた。ところが、本日(2020年9月12日)の朝日新聞の文芸欄「著者に会いたい」に顔写真付きで出ていた。まだ50歳の早稲田大学教授で、翻訳家でアメリカ文学者であるという。
 ■『「街小説:読み比べ』(立東舎)■
 『「街小説:読み比べ』とういう本を都甲さんが書いた紹介記事だ。興味を覚えたので、この本の紹介を記憶と記録のために概要を書いておきたい。「書評」の書評だ。

 <アメリカ文学を訳し、教える傍ら世界文学の紹介に勤しんできた。そんなプロの「読み屋」が、自身にゆかりのある文学作品を読む。街歩きエッセーと文芸評論が一体となった新感覚の一冊だ.。・・・・・・・福岡県生まれだが、父親の転勤であちこち暮らした。・・・・中高時代は金沢。・・・・金沢弁をほとんど外国語のように身につけた。・・・・ 大学院の3年間を過ごしたロサンゼルス。・・・・人生の一幕一幕が、今の自分につながっていると感じる。「異なるものに出会った時にどう翻訳して、誤訳をしつつも理解し合っていくか。そういうことを外国文学者になっても続けているんでしょう」。>
 このコラムの筆者は、板垣麻衣子という記者?だ。板垣さんは、このコラムの最後を「感傷的で知的で、贈り物のような本だ。」と閉じていた。(板垣さん、勝手に引用しましたが、よい書評だと思います。)
 ここで、ネットで都甲さんの経歴を調べた。1969年11月25日生まれ。1993年に東大教養学部教養学科表象文化論選考を卒業。修士課程も終了して翻訳家に。東大の博士課程と南カリフォルニア大学院英文科博士課程に在籍とある。2004年に早稲田大学講師に就任。何時から教授になったのだろう。
 都甲さんは、『引き裂かれた世界の文学界案内ー境界から響く声たち(大修館書店 2200円)』という本も出しているのを知った。この本には、中村和恵、くぼたのぞみ、岸本佐知子さんとの対談も載っているらしい。中村和恵さんとの接点は、アメリカ文学及び東大の大学院だろうか。こちらの本も読んでみたいので記録のために記述した。