TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『今夜はひとりぼっちかい?』(高橋源一郎さん)を読み終えた

先日から3冊の本を同時に読んでいる。 『病を引き受けられない人々のケア』(石井 均)では、門脇 孝さん(元東大教授・糖尿病代謝内科)と石井さんの対談までよんだ。この対談は、2010年5月29日に神戸で収録した。そして、その対談に編集者として私が収録…

気になる本『野望の屍』を読んでみたい

『黄落』の佐江衆一さんの新しい本が出た。『野望の屍』(新潮社)というタイトルでこれが遺作となったらしい。「86歳の著者が命を削って書き上げた遺作」と広告に書いてあった。ヒトラーと石原莞爾、同年生まれの二人を主軸に、東西の時局から描き出す「史…

『朝日歌檀』を今日も読む

二月最初の日曜になった。「朝日歌檀」が載っている。今日も楽しみに読んだ。 俳句と短歌の中央にいつもある「囲み欄」に岸本尚毅さんという俳人の方が、「うたをよむ 泉鏡花の俳句」というコラムエッセイを書いていた。泉鏡花は俳句も作っていたのだという…

新型コロナウイルスワクチン 2例目の申請―アストラゼネカ

新型コロナウイルスワクチンのをアストラゼネカが厚生労働省に2月5日に、製造販売の承認を申請した。政府が既に供給契約を結んでいるワクチンは、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの三社だ。アストラゼネカのワクチンは、海外の治験では、発症を防ぐ…

読書連鎖~『寂しさの力』(中森明夫著)を読んだ

『昭和文学盛衰史-戦後文学編』を読んでいたら、中森明夫著『アナーキー・イン・ザ・JP』の紹介があった。紹介というより、高橋さんは原文からたくさんの引用をするので概略の粗筋はわかってしまうのだ。それでも、本物をよみたいので、稲城図書館の蔵書を…

「私」の詩としての短歌を目指そう

『短歌の友人』(穂村弘さん著)を読み継いでいる。短歌って一筋縄ではいかにことが分かった。私の歌は他の人を感動させなくてもいい。「私」の記録としての時系列に沿った「うた」でよい。それしかない。 穂村さんの本の「第4章リアリティの変容」まで読ん…

生きることはやっぱり寂しいか―短歌とは「生きる」ことなり

怒りつつ洗うお茶わんことごとく割れてさびしい ごめんさびしい(東 直子) 「酒を呑んで飲まなくても人生は寂しい・・」町田康さんが禁酒のすすめのような本に、こう書いていた。酒を呑んで満たされた気持ちになるのがそもそも間違っているのだという。この…

「糖尿病」はバーチャルな病気なんだって!

<症状がない人にとって、糖尿病は「頭」で理解するバーチャルな病気(Virtual reality )である。自分の頭だけで考えていると、「糖尿病であること」にくたびれてしまうということも起こるだろう。そのとき、身体を動かしてみるとか、実際にやってみるとか、…

『病を引き受けられない人々のケア』(石井 均著)を読みはじめた

「糖尿病」は目に見えない病である。自覚症状がほとんどない。自覚症状が出てきた時には、他の病気(つまり合併症)が生じてきたことになる。これが恐いのである。新型コロナウイルに罹った場合に悪化の原因のトップが糖尿病と盛んに言われている。 ■糖尿病…

「アナーキー・イン・ザ・J」(高橋源一郎『戦後文学盛衰史-戦後文学篇 今夜はひとりぼっちかい?』を読んでいる)

高橋源一郎『戦後文学盛衰史-戦後文学篇 今夜はひとりぼっちかい?』を読み続けている。この本は、文学史でもなんでもない。高橋さんの読書ノートなのである。読みながら、(学生に向けて)話したりして、また時には、ツイッターをネットで見ながら読みなが…

私の「医人」たちの肖像― (141) 石井 均さんと座談会「糖尿診療のサイエンスとアート」 ~2008年12月20日(土)

(141)石井 均さんと座談会「糖尿診療のサイエンスとアート」 ~2008年12月20日(土) 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」 川端康成の小説『雪国』の冒頭である。余りにも有名なので誰しもが一度…