TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

文体が感染するー『オーバーヒート』(千葉雅也)を読み始めた

千葉雅也さんの『オーバーヒート』を読み始めた。『デッドライン』に続いて二作目である。『勉強の哲学』は訳がわからんくて途中でやめたのに小説は読める。あたりまえだが千葉さんの「文体」が心地よく読めるのである。これは前に初めてポストモダンという…

ショッキングな記事「足りぬ臓器提供 高額仲介」を読んで

日本で臓器移植法が施行されたのは、いまから凡そ24年前の1997年(平成9年)のことだった。この時から、脳死となった提供者(ドナー)からの臓器移植ができるようになった。当初は、ドナー本人が事前に残していた「提供したい」という意志が確認できないと提…

故郷の山に向かいていうことなし 故郷の山は懐かしきかな

昨日、恒例の「三歩会」から帰宅したら一枚のハガキが届いていた。それは「お知らせ 入中三六会解散」というものだった。これは私がでた中学校の同窓会解散の知らせであった。私は群馬県多野郡入野村大字黒熊で昭和22年に生まれた。そして昭和36年4月に入野…

二宮散策と二見利節記念館のこと

二月の「三歩会」は、東海道線二宮駅から吾妻山公園を歩くコースであった。10時に二宮駅集合であった。6時30分に起きて、7時20分~30分くらいに早めの朝食を済ませて、8時に自宅を出た。予定よりも10分早い、8時9分発はるひ野駅発で出発した。ところが、隣駅…

笹月健彦さん(九州大学名誉教授)の訃報に触れて

笹月健彦さんには、直接の面識はなかった。免疫関係の学会や研究会、癌学会等で講演は何度も聞いた。2月1日に、多臓器不全で死去、82歳と新聞の訃報に載っていた。「HLAという分子が免疫応答を制御することを証明。アレルギーなどの感受性の基盤を示した。…

気になる本『生きづらさについて考える』(内田樹、毎日新聞出版)のこと

「生きづらさについて考える』という本を内田樹さんが出した。 <風通しが悪く息が詰まりそうな「最悪の時代」を生き抜くには、どうすればいいのか。当代きっての思想家が、解決のヒントを提示する。> 上記のように、広告に書いてあった。内田さんは、思想…

面白い本がやってきた『ダチョウの卵で、人類を救います』(塚本康浩、小学館)

『ダチョウの卵で、人類を救います』(塚本康浩、小学館)という本を合気道の稽古仲間が貸してくれた。頼んだのではなくて勝手にもってきてくれて、「面白いから読んでみる・・?」と手渡してくれた。駅前の本は消えたが面白い本が勝手にやって来たのだ。 著…

病気自慢ーC型肝炎ウイルス(HCV)と共に生きてきた

内館牧子さんの新刊小説『老害の人』という本の広告を読んだ。高齢者が顰蹙を買うのは経歴自慢、孫自慢、病気自慢だという。輝かしい経歴を語れば余計に嫌がられる。孫がいくら可愛くとも恵まれない人もいる。そこまでは頷けるが病気自慢はいいのではないか…

朝日歌壇と俳壇を読むー心に響く歌がないな

今日も朝日歌壇を読んだ。 <最後までたどり着くことねがいつつ10年日記のスタートを切る(神戸市 石川佳代子)>⇒ 高野公彦選:<先頭を走る学生連合に箱根の風は等しく吹きぬ(奈良市 山添聖子)⇒永田和宏選: 今年の箱根駅伝の一区は、学生連合の選手がぶ…

合気道稽古で気づきありー諸手取りの捌き

土曜日(2月4日)の合気道の稽古は、木曜日の夜に続いて、双手取りの各種の技の稽古を行った。 諸手取りから捌いて崩す際に、円の動きと共に足というか身体を後ろに少し移動させることにより、期せずして相手が大きく崩れることを、教えてもらった。Nさん…

千葉雅也さん『デッドライン』(新潮社)を読み終えた

千葉雅也さん『デッドライン』(新潮社)を読み終えた。面白かった。『勉強の哲学』には歯が立たなかったのだが、こちらは読めた。千葉さんが、書くことによって生きたのだとわかった。そこで、『動きすぎてはいけない』(2013年)を読んでみたいと思い図書…

気になる本「この世界の問い方―普遍的な正義と資本主義の行方(大澤真幸)』ほか

白菜を新聞紙で包んで外に出すために新聞紙を抜きだしたら興味深い記事が目にとびこんできた。古い(といっても、2023年1月28日、朝日新聞朝刊)新聞の「ひもとく」という文化欄の記事だ。「ひもとく 憲法と安全保障」という欄で憲法学者の木村草太さん(都…

美しい稽古ができた!ー双手取りの各種の技を

本日の木曜の合気道稽古は美しい稽古を意識した。この動きは美しいかと自問自答するだけで背筋がのびる。双手取りの各種技の稽古をした。相手に諸手をとられた時に、握られた手首の位置を定点にして肘関節を下げてから少し踏み込んで腕全体を伸ばすように上…

『デッドライン(千葉雅也、2019年)』を読んでいるー面白い

千葉雅也さんの『勉強の哲学(2017年)』を読み始めて中断した。この千葉さんが、小説をかいているというので、『デッドライン(2019年)』『オーバーヒート、2021年 )』と、次いでに『ライティングの哲学ー書けない悩みのための執筆論(千葉雅也、山内朋樹…

気になる本『薬害「コロナワクチン後遺症」』(鳥集 徹著、ブックマン社、1540円)のこと

新型コロナウイル感染拡大が止まらない。日本政府は新型コロナウイルスを第5類に移行する措置(5月1日からか?)を進めているようだ。そうなると、新型コロナウイルスはインフルエンザと同じ類の扱いになるのだろう。! 一方で、私たちはまだマスクをして…