TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『こんなとき私はどうして来たか』(中井久夫著、医学書院、2007年刊)を読み終えた

本日は東大病院で復部MRI検査の日だった。その道中で本書を読み進めていま残りを読み終えた。昨日に続き、4.「病気の山」を下りる、5.回復とは、治療とは・・・を一気に読んだ。さらに、付章1インタビュー多少の補記を兼ねて、付章2精神保健いろは歌留…

オトナの保健室ー女性用風俗 求めるものは (朝日新聞夕刊、2023年3月15日)を読んで

<女性は何を求めて「そこ」へ行くのでしうか。近年、「女性風俗」という言葉を見聞きするようになりました。男性セラピストによる接客を経験した漫画家、女性が女性に接客する店のキャスト、2人の女性に聞きました。> これはどういう記事なんだろう。最近…

1年振りに腹部MRI検査を受けた―本郷には春がきていたがヒポクラテスの樹の葉はまだない

本日は、昨年の三月から1年経過して、腹部MRI検査を東大病院で受けて来た。早朝,6時17分頃に尿意で目覚めてそのままおきた。朝食は抜きなので、洗面を済ませて6時50分にはは家を出た。7時7分のはるひ野駅発に乗り、栗平駅で7時14分発の急行新宿行きに乗り…

「病棟運営についていくつかのヒント 」 (『こんなとき私はどうしてきたか(中井久夫)』を読み継ぐ

「病棟運営についていくつかのヒント 」を読んでいる。読まなくてもいいのでないかと思いながら・・・。 (1)どんな環境がひとを苛立てせるのか 色彩、 室内環ー窓、壁、天井を考える 音の重要性 季節と気候 気候でいうと、雨の降る前の方が人間はイライラ…

「生きて読めそして書け」と神が言うー明日は受診日で―生澤夏樹さんの追悼を全文引用した

神がいるのだろうか?わからない。だけど神が欲しい。生きるとはそういうことだろう。 作家の大江健三郎さんが亡くなった。「見る前に跳べ」「懐かしい年への手紙」「みずから我が涙をぬぐいたまう日」、等々、大江健三郎さんの小説、エッセイ集にせよ、タイ…

「治療的『暴力』抑制論」(「こんなとき私はどうしてきたか」中井久夫著)を読み進めている―基本は患者さんの利き手の側に座ること

作家の大江健三郎さんが、この3月3日に亡くなっていた。88歳で死因は老衰だという。燃え尽きたのだろう。既に10日が経過している。文芸評論家で、映画評論家の蓮實重彦さん(第26代東大総長、86歳)が追悼文を書いている(朝日デジタル)。大江さんのこと…

 美しい楽しい合気道の稽古を・・・

本日の合気道の稽古の折には、「美しい稽古」、「楽しい稽古」をこころみた。動きの度に「美しいだろうか」と心に問いかけた。片手て取りからの各種の技の稽古をした。

『文学は実学である』(荒川洋治、みすず書房)を借りてきて読んだ

『文学は実学である』(荒川洋治)は気になっていた本だ。稲城図書館になくて川崎図書館にあったのでリクエストして借りてきた。どんな本だろうと楽しみにしていた。エッセイ集である。1992年から2020年まで、あちこちの新聞や雑誌に書き散らしてきたエッセ…

 歌の詠めない私が毎週「歌壇」と「俳壇」を読んでいる

今週も「歌壇」から読む。ウクライナの戦争、トルコ、シリアの大地震の災害。12年目の「3.11」が来ても故郷から当く離れて生活を強いられている多くの人たち。この12年間は私にとって期せずして「退職後」の12年だった。病院通いが仕事のような生活だが家内…

12年目の「3.11」と新型コロナ「5類」対応―外来負担インフル並みに

2011年3月11日。私は64歳の春だった。2週間前の1月28日でおよそ42年間勤めた出版社の勤務を終えたばかりだった。1月28日からは顧問という立場になったので週に3回くらいの頻度で出社して週に2回程の雑誌委員会に出席することと併設財団で発行している雑誌の…

 国立大学の月謝が1,000円(昭和41年)だったので大学の文学部に入れた―文学は実学か?

ブログを書いて生きている。私の書いていることは「独り言」であると知った。先日から読んでいる『こんなとき私はどうしてきたか(中井久夫)』のなかで、外国に単身赴任したりして日本語を話せる人のいないところでは、「独り言」がその人の精神を保つため…

三月の山歩会ー歩くことによって生きる、生きているから歩く

テーマ:歩くことによって生きる、生きているから歩く 三月(2023年3月9日)の三歩会を実施した。「三歩会」は、Y子さんの生きるためのリハビリテーションのために開始した。2017年10月頃から始めたので、もう6年目になる。昨日も4時間かけて、およそ26000歩…

気になる本と水曜日の合気道の稽古

本日は合気道の水曜日稽古であった。片手取りからの各種の技の稽古をした。本日も、美しい稽古をこころの中で叫んでいた。 さて、遡るが3月4日(土)の朝日新聞朝刊の書籍広告から気になる本を書いておきたい。 (1)新版「動的平衡3」(福岡紳一、小学…

「独り言も同じこと」(妄想と・・・?)

「こんなとき私はどうしてきたか」(中井久夫著)を読んでいる。 「1 こんなとき私はどう言うか」を読み終えた。この章には、(1) 患者さんとであったとき、(2)幻聴を四期に分けて考える、(3)幻聴や妄想を実りあるものにするために、(4)「匙を投げ…

『こんなとき私はどうしてきたか』(中井久夫著、2007年)を稲城図書館から借りてきたて読み始めた

中井久夫さんの『こんなとき私はどうしてきたか』は、2007年5月25日に出た。この本の「2 治療的「暴力抑制論」の中に「患者さんを安全に抑える方法」という項目がある。その中にこういう件があった。 <「暴力」をタブーにしてはいけない 「患者さんからの…

朝日歌壇と朝日俳壇を今日も読む

俳句も短歌も私の「うた」つまり「こころ」を吐き出すものではないかと思う。世相歌は世の中のできごとを、その人の心から悲しんで歌うものである。朝日歌壇はウクライナとロシアの戦争のことを詠う歌がたくさん詠まれて入選している。それを悪いというので…

詩人 新藤凉子さんて―すごい人なんだ

朝日新聞夕刊(2023年3月4日)に掲載の「惜別」という欄に詩人新藤凉子さん「生の実感 ありのままにぶつけた」という記事を見つけて興味深く読んだ。女性の詩人と言えば、富岡多恵子さん、石垣りんさん、高橋順子さん、金井美恵子さんくらいしか思い浮かばな…

気になる本『射精道』(光文社新書、今井伸)のことについて

『射精道』という本(光文社新書)の広告を見たのは数カ月前だった。タイトルに興味を持ったがメモをしなかった。「射精道」というと、同じ音から「社青同」のほうが馴染みがある。「社青同」と「社学同」がセットで私の記憶の中にある。どちらも1960年~70…

『家族の深淵』(中井久夫)は重い暗い文体の本の印象だ

『家族の深淵』(中井久夫)を読んでいる。中井さんは、由緒ある家庭で生まれ育った人と知った。本の帯封にこうあった。 「往診先での医師と家族の在り方を描いた表題作から「きのこの匂いについて」まで。精神科医としても観察と感受と寛容が生んだ38編。毎…

医師でない私の「医人」たちの肖像

医師ではない私の「医人」たちの肖像をシリーズ加えようとおもう。金原一郎さん、金原元さん、紀伊国献三さん、宮田親平さんのことも書きたい。

私の「糖尿病」管理のためにー意識してよりよく生きるが肝要だ

昨日は三カ月ぶりの糖尿病内科の受診日であった。年末年始を挟んで2カ月間が経過した。この間、食べたいものを食べ飲みたいものを飲んで過ごしてきた。昨年の12月中頃に藤沢の恩師を訪ねての折、12月22日の友人THの出版記念会、1月31日のEOさんを偲ぶ会と複…