TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2020-01-01から1年間の記事一覧

『はじめて歌をつくるひとのために」(岡井隆)を読む

NHK短歌講座テキスト『はじめて歌をつくる人のために』(岡井隆)が書棚からでてきたので読んでいる。岡井さんは、今年の夏に世を去った。この豪放磊落な生き方を生きたひとを模倣すべくもないが、岡井さんはこの入門書でこういっている。 <模倣もひとつの…

「はやぶさ2」の快挙について

小惑星探査機「はやぶさ2」が地球の重力圏に帰還し、小惑星「リュウグウ」の砂が入っているとみられるカプセルを送り届けた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、豪州南部の砂漠でカプセルを発見し、回収したと発表した。まさに、快挙である。 このカプセル…

新型コロナウイルスの起源について

2010年12月8日で、中国当局が公認する最初の新型コロナウイルス感染者の発症から1年が経つのだという。もう1年というか、まだ1年しか経っていなのかの複雑な想いが強い。たった1年で世界の風景が、世界情勢が全く変わってしまった。私たちは日本国内での移動…

「ひとはなぜ歌をよむのか」(近藤芳美)を読む

平成7(1995)年に,NHK学園の短歌講座を受講したことがあった。多分かなりの額の会費を支払たっと思う。3カ月位の短期講座で、毎月、作品をつくって送ると、赤字で手を入れて指導をしてくれるのだった。たった一度だけ、投稿した記憶がある。真っ赤になって戻…

Google (グーグル)って何なの?

ウキペディアというインターネット上事典ができたからもう20年近くになるのだろうか。分からないことがあるとインターネットで検索するとウキペディアが教えてくれる。しかし、ウキペディアは、多くの有識著者が書いている「百科事典」とは違い、信頼性が乏…

『天馬塚』樋口覚歌集を読む

先日から木俣修さんの「短歌の作り方」を読み継いでいる。この本を読みながら、すぐ近くに歌人がいたことを想い出した。口を糊していた医学系出版社の人事異動で医学業界新聞である週刊医学界新聞の担当に配属されたのは1981年6月であった。この職場の一つ年…

「短歌の作り方」第3 章「自己表現の道」を読む―短歌は抒情詩

「短歌の作り方」での第3章「自己表現の道」まで読み進めた。木俣さんの文章はとてもわかりやすい。第3章の冒頭にこうある。 「日々の生活の中における喜怒哀楽は何らかの意味において排出を求めないではいられなくなるということをわれわれの誰しもがけいけ…

「患者の人生を丸ごと支える糖尿病診療」ってなんだ!?

私は「糖尿病」を持っている。なんで私が「糖尿病」になんかなったのだ。食痴で味盲の私がなぜ。まず「食痴」などという日本語があるのだろうか?ネットで調べると、「食痴」なる熟語はないようだ。「痴食」という映画が2002年頃に出ている。ともあれ私はグ…

木俣修さんの「短歌の作り方」を読みはじめた

「短歌の作り方」での第2章「今日の短歌」で、木俣さんはいろいろな人が様々な短歌を作っていることを紹介している。高校生の短歌、教員の短歌、生活と短歌と三つに区分して、実際の作品を通して解説している。「今日の短歌」と言っても、この本が出版された…

「世界エイズデー」とエイズの現在は?

毎年12月1日は、「世界エイズでー」である。新型コロナウイル感染拡大が続くなかで、エイズのことは最近は話題にもならない。1980年代初めに登場した時は、治療法のない死に至る病の筆頭であった。 本日(2020年12月1日)の朝日新聞朝刊に、「HIV感染₋消えぬ…

新型コロナウイルスワクチンの現状について―2020年11月30日現在で

「ファイザー開発のワクチンー英12月初旬に接種か」という見出しの記事が目を惹いた。新型コロナウイルスワクチンはどうなっているのだろうか?今日(2020年11月30日)の新聞に幾つかの情報が出ていたので、記録と記憶のために纏めておく。 ■ファイザーのワ…

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない―東京都561人、神奈川215人増加

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。昨日の合気道の稽古には、師事しているSE師範が指導に来て下さる予定であrった。しかし、折からの新型コロナウイルスの感染拡大のために急遽中止となった。師範は千葉県船橋市から東京都を経由して神奈川県新百…

『短歌は生きるための武器になる』のだろうか?

木俣 修『短歌の作り方』(改訂版)をてにとって読みはじめた。本棚の上のほうに鎮座しているのは知っていた。何時買ったのだろう。多分、昭和50年頃に手に入れたと思う。発行は明治書院だ。この出版社は国文学関係の出版社だと思う。「味わい方叢書」のなか…

駅前の本屋から郊外の大型書店へ

駅前の本屋が無くなってもう5年くらいがたつ。雑誌『文藝春秋』は、生協やスーパーの雑誌コーナーで、食料品と一緒に買うことにした。それでは、気になる本をどうするかについて、散歩の際に郊外の大型書店に立寄ることで見ることができるようになった。稲…

「ヒトチャレンジ」治験てなんだ

「あえて感染ワクチン開発」という見出しで、新型コロナウイルスに対しての英国で「ヒトチャレンジ治験」が始まることが、昨日(2020年11月25日)の朝日新聞に出ていた(ロンドン=下司佳代子さんの外信)。興味深いので概要をまとめておきたい。 これは、健…

コロナウイルスと共に合気道の稽古をしている

水曜日の合気道の稽古に行ってきた。新型コロナウイルスの第三波と言われる感染拡大が止まらない。4月7日に「緊急事態宣言」が出たあと稽古を自粛していた。6月からは土曜日の稽古を再開した。さらに7月からは水曜日の稽古も再開した。マスクを着けて密着を…

「歌集 夏・2010 永田和宏」(青磁社)を読んで感じたこと

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る (松尾芭蕉) 季語:枯野 この芭蕉の句が気になっていた。 「旅の途中で病気になってしまい自由に動けなくなってしまった。夢(気持ち)だけが野原をかけめぐっている。」 こういう捉え方でいいのだと思う。私は俳句も短歌も好…

「三島由紀夫没後50年 最新論考で迫る」を読んで思うこと他

三島由紀夫さんが市ヶ谷の陸上自衛隊本部で自決したのは、1970年11月25日の午後だった。このとき私は23歳だった。あれから50年が経過して、「三島事件」に関する新聞や雑誌の記事が頻出している。昨日(2020年11月22日)の朝日新聞朝刊にも出ていた。記憶と…

家族ってなんなんだ―子どもを持つということは(新聞を読んで)

「子宮がない 家族の選択」という新聞記事を読んだ。「ロキスター症候群 結婚4年で夫に打ち明けて里親に」の副タイトルもついていた。結婚すれば子どもを持つのは当たり前というのは今は当たり前ではないんだ。一方で、性の多様性が喧伝されており今では結婚…

GoToトラベルと新型コロナウイルスの現状

GoToトラベルを利用して勝浦に、11月19日~2泊3日で行ってきた。勝浦は私の住んでいる川崎市から車であれば海蛍を経由して2時間半くらいで行けると思う。今回は小田急線―総武線ー外房線と乗り継いで5時間くらいをかけて到着した。勝浦は房総半島の歴史の旧…

新型コロナウイルスワクチン開発の現状について

新型コロナウイルス感染拡大の勢いが止まらない。秋風が吹くころには収束して欲しいと期待していたが、新型コロナウイルスは寒さに強いようだ。来たされるワクチン開発の現状について本日(2020年11月21日)の新聞記事からまとめておく。 ■米ファイザー製薬 …

気になる本『コモンの再生』 内田 樹さんがまた本を出した

内田 樹さんがまた本を出した。『コモンの再生』(文芸春秋社)である。 武道家で本を書いているひとは多いが、大抵は武道がらみの身体論が多い。そこへいくと、内田さんのほんは身体から発した人間論というものだと思う。先日、紹介した『習合論』(ミシマ…

『風よあらしよ』(集英社)を読んでみたい

村山由佳さんの新しい本『風よあらしよ』を読んでみたい。これは、関東大震災後の混乱のさ中に、アナーキストの大杉栄とと共に甘粕大尉に虐殺された伊藤野枝の生涯を描いた小説である。この夏に、『盲目の詩人エロシェンコ』(ハリコフスキー)を読んでいて…

『富士日記』(武田百合子著)のことが新聞にでていた 

最近の若い人は新聞をとらない人が多いらしい。たしかに新聞がなくともネットやテレビで日々の出来事はわかる。しかし、新聞の端にある情報が入ってこないのではないか?「新聞」は読んで字のごとく「新たに聞く」なんだろうが、実は「旧聞」のほうが面白い…

私の「医人」たちの肖像―(94)和田昭允さんと「ヒトゲノム計画」 ~1990年12月3日(月)

(94)和田昭允さんと「ヒトゲノム計画」~1990年12月3日(月) 1990年というと、1980年代に始まったヒトゲノム解析プロジェクトが、世界的規模で佳境に入った頃だった。この日から2週間前1990年11月21日(火)に「ゲノム大公開時代の幕開け」というテーマで…

文藝春秋12月号―『三島由紀夫の「滑稽な肉体信仰」』を読む

文藝春秋12月号に、<衝撃の「割腹自殺」から50年>という特集記事が載っていたので読んだ。石原慎太郎さんが、『三島由紀夫の「滑稽な肉体信仰」』というタイトルで書いていた。「鍛え上げた身体も、兵隊ごっこもナルシズムだった」と、副題にある。 この8…

新型コロナウイルスと脳障害についての記事を読んで思うこと

「脳に障害 免疫暴走の影響か 脳へ直接感染かの報告も」 上のような見出しの記事を読んだ。朝日新聞朝刊(2020年11月15日)の、市野 塊さんの署名記事だ。とても興味を持ったので概要を纏めておきたい。 <新型コロナウイルスは脳にも感染し「深刻な脳障害を…

『首里の馬』(高山羽根子)を漸く読み終えて思うこと

生協売店の雑誌コーナーで文藝春秋12月号を買ってきた。駅近の街の本屋が消えてから雑誌は近くのスーパーやコンビニ、生協の雑誌コーナーで買う。時には買いそびれて仕舞うこともある。毎年、3月号と9月号には芥川賞作品が載っているので買って大抵はよむこ…

『嘘みたいな本当の話』(イースト・プレス)という本を見つけて読み始めて思うこと

『嘘みたいな本当の話』(イースト・プレス)という本、昨日、稲城図書館で見つけて読み始めた。表紙に、高橋源一郎と内田 樹の名前がでていたので、また対談本かと思って借りてきた。二人ともよく読む本の筆者なので中身はあまりみないのだ。ところがである…

新型コロナウイルスは変異する―第2波2つの「火種」から

新型コロナウイルスは変異する。あらゆるウイルスは変異する。インフルエンザもC型肝炎ウイルスも変異する。 <第2波2つの「火種」から―国内のコロナ感染研がゲノム分析>という見出しの記事が朝日新聞夕刊(2020年11月12日)に出ていた。興味あるので、概…