TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『新カラマーゾフの兄弟上』を読み終えたので続編を予約した

亀山郁夫さんの『新カラマーゾフの兄弟-上』を読み終えた。よくもまこんあな長い物語を亀山さんはかいたものだ。ドストエフスキーのカラマーゾフを下敷きにして、1995年代の日本のオームによる地下鉄サリン事件等の時代背景を描きながら、日本の黒い家族、…

「書きあぐねている人のための小説入門」(保坂和志)を読みながら考えたこと

保坂和志の「書きあぐねている人のための小説入門」というう本を興味深く読み継いでいる。この本は、偶然に稲城図書館の返却棚で目にして借りてきた。いま私は、小説を書きたいと、あるいは小説を書けるとも思っていない。ただ、保坂さんのこの本を読んでい…

新型コロナ再拡大の波が起こっている

3回目の緊急事態宣言が発令されて4日目。収束の兆しは見えない。明後日、5月1日(土)に、横浜のズーラシアに行こうとの誘いが三女の家族からきた。既に入場整理券も確保してあるという。天気がよければ行ってみたいので同行の意思表示をしてある。しかし、…

<がん患者「10年生存率」59.4%>の記事を読んで思うこと

先日(4月22日に受けた、EU内視鏡検査の結果を聞きに行ってきた。先のCT検査で見つかった胆嚢のポリープは良性の線筋腫とのことであった。一応は悪性腫瘍(がん)の恐れは回避された。癌は治る時代になったとしても恐い病気であることには変わりはない。 本日…

「三四郎」(夏目漱石)を読みながら本郷へ行くにつけて思うこと

明日は今月3回目の本郷通いだ。4月25日から、新型コロナウイルス感染拡大に伴う3回目の緊急事態宣言下に首都圏はある。気持ちとしては少し躊躇するが致し方ない。先日、4月22日に受けた胆膵EUS検査の結果を聞きに行く。 さて、先週から夏目漱石の「三四郎…

今日も読んだ「朝日歌壇」について

毎週、朝日歌壇を読むのが習慣になった。読めば読むほど、自分で歌を詠むのが難しくなってきた。大人には、詠み方のコツというか、佐佐木幸綱さんが言うように「助走期間」での訓練が必要なようだ。500首詠めば少しわかり、千首詠めば歌の神が舞い降りてくる…

新型コロナウイルスワクチン接種券が届いたが・・・

私の住んでいる川崎市でも、75歳以上の後期高齢者の新型コロナウイルスワクチンの接種予約が、4月25日、午前8時30分から始まった。定刻を待って、インターネットでの予約を試みた。しかし、サーバーが混みあっていますとのメッセージがでて予約サイトまでた…

三度目の緊急事態宣言発令

新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が25日、東京、大阪、兵庫の4都道府県に発令された。政府は、飲食店などに絞った営業時間短縮要請という対策を変えて、百貨店などの大型商業施設やテーマパークなどに広く休業を求め、人の流れを抑…

ハンセン病解剖録ー1100人分新たに発見

ハンセン病解剖録ー長島愛生園に続いて「邑久光明園」でも、ハンセン病解剖録が見つかった。 「ハンセン病解剖録ー1100人分新たに発見」という記事を朝日新聞朝刊(2021年4月22日)に乗っていたので読んだ。記録と記憶のために紹介しておく。 最近になって、…

歌集『前線』(書肆侃侃房)のこと

大阪府内の病院で救急医として働いている犬養楓(かえで)さんが、歌集『前線』を出して話題を呼んでいるのだという。「コロナ禍医療の前線を詠む」という興味深い記事が朝日新聞朝刊(2021年月21日)に載っていた。記憶と記録のために、無断引用しながら概…

御霊代を御炊きあげして報恩録を戴いてきたー私的な記録のために

私の父は昭和58(1983)年12月15日に亡くなった。誕生日は大正2(1913)年1月11日だから満で70歳だった。私は現在満74歳だから、既に父の年齢を4年も上回った。私の母は明治45年(1912)4月8日に生まれ、平成6年(1994)6月4日に亡くなった。母は82歳まで生…

不安な日々に気になる(読みたい)本たち

新型コロナウイルスがまたも急拡大している。感染力の強い変異株が蔓延してきたのだ。とくに感染拡大の激しい大阪府の吉村知事は、4月19日午前、三度目の緊急事態宣言を出すよう政府に要請すると表明した。まん延防止等重点措置の適用から同日で2週間が経過…

「朝日歌壇」を読む 

『方丈記』を再読した。鴨長明(ながあきら)は、健保四年(順徳天皇、1216年)閏6月4日に没したとされる。父祖は世々、鴨神社(下鴨神社)の神官で、父は長継、兄は長守と言い、若い頃に兄に死別した。年少から音楽(琵琶)を好み、和歌を詠じた。 そうか、…

『方丈記』って知ってるかい―面白いんだ!

『方丈記』は超有名な日本の古典だ。高校生のときに古文の勉強で解説付きでよんだことが多分ある。「方丈」ってのは小さな小屋のイメージである。鴨長明ってひとが比較的に若くして隠居するため都のどこか外れに住んだんだ。そこで世の中を眺望しながら「世…

気になる「言葉」を見つけた―「文学」という学問があり

親しい友人は次々とこの世を去った。合気道の仲間で親しくなったS君は、十五年くらい前に死んでしまった。職場の先輩、上司、同僚も60歳を少し超えたばかりでなくなった人が多い。わたしを圧迫した上司も定年後まもなくして去っていった。「あれは何だったの…

気になる本と著者のことー曽野綾子さんと堀江貴文さん

読みたい気になる本の広告が出ていた。買ってまでは読みたくない。何れもポプラ社からだ。 1つは、『一人なら、それでいいじゃない』という曽野綾子さんの本だ。「孤独を愉しみ、最期まで穏やかな笑顔で生きるための137の教え」というキャチフレーズがつい…

まん延防止(新型コロナウイルス対策)が神奈川にもでた

新型コロナウイルスのまん延の拡大が止まらない。変異株が多くなっているようだ。本日(4月17日)は土曜日で、本来なら合気道の稽古の日だが、自粛のために稽古を中止している。マスクをして近隣の散歩と木刀の素振りで健康維持を模索している。昨年の4月の…

フレイルって何だ?

本日も1万三千歩を歩いてきた。午後14時20分に出発して、ひたすら西に向かって歩いた。西に行くと「東光寺」というお寺があり、そこに千手観音像がそびえている。帰宅したのは17時30分頃なので、2時間余りの散策であった。帰宅して、15分位の休憩をとってか…

「小説」とは何か?

『新カラマーゾフの兄弟 上』を先月から読み継いでいる。当初は、亀山郁夫さんの新訳『カラマーゾフの兄弟』を稲城図書館で借りてきて、併行して巻1を読んだ。巻2も借りてきて読み継いでいたが、他の人のリクエストがあり延長ができず、返却を余儀なくされ…

ミニコミ誌「定年時代」の「定年歌壇」を読む

「定年時代」というミニコミ紙が、朝日新聞に挟まってくる。月に一度、第2月曜日の発行らしい。令和3年4月5日発行(第220号)の1面は、映画「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」の監督・池田暁さんお紹介だった。拙宅に届くのは、「横浜・川崎版」とあるので、都…

『小説 真夜中の弥次さん喜多さん』(しりあがり寿)を読んでいる

『小説 真夜中の弥次さん喜多さん』は、もともとは、しりあがり寿さんの漫画を、今度は作者が、「小説」に書き直したものらしい。もとはと言えば、高橋源一郎さんの本を読んでいてこの本のことを知った。『おじさんは白馬に乗って』(高橋源一郎)の絵を、し…

新型コロナウイルスワクチンー高齢者への接種が始まった

高齢者への新型コロナウイルスワクチンの接種が、4月12日から始まった。当面はワクチンの量が限られ、全国で接種が本格するのは5月以降となる。各地で感染が再拡大するなか、接種が順調に進みいち早く効果が上がるかどうかは時間との勝負になりそうだ。 とこ…

『人生のやめどきーしがらみを捨ててこれからを楽しむ』(上野千鶴子・樋口恵子)を読んで思ったこと

『人生のやめどきーしがらみを捨ててこれからを楽しむ』(上野千鶴子・樋口恵子)を稲城図書館で借りてきた。 曽野綾子さん、瀬戸内寂聴さん、最近亡くなった篠田さん、等々おばさんたちは元気で生きている。この本は、マガジンハウスが、樋口恵子さんに持ち…

注目する本『新型コロナの科学-パンデミック、そして共生への未来へ(中公新書)』

注目する本『新型コロナの科学-パンデミック、そして共生への未来へ(中公新書)』 黒木登志夫さんがまた本を出した。『新型コロナの科学-パンデミック、そして共生への未来へ(中公新書)』だ。黒木さんは、癌研究の基礎研究者だ。いまから30年~40年くら…

今日も「朝日歌壇」を読む―短歌って難しいが社会詠より私を詠むのがピントくる

先日、「朝日歌壇」から気に入った歌を「書評」に引用して勝手に「Bookプラス」に投稿した。もし、私の書評が掲載されたら、公の媒体に載るので、もしかしたら「無断引用」になってしまうのかと気づいた。というのは、「無断転載禁止」いう表示のついた短歌…

「Medical Journalist 」協会・会報の「書評プラス」のこと

「Medical Journalist 」協会・会報の「書評プラス」欄が、会員からの原稿(500文字)をい募集していた。さる、3月8日に以下の拙文を応募した。 新型コロナウイルスと平和共存する日のために 「厄除けの呪文のように唱えてるファイザーモデルナアストラメデ…

「まん延防止東京に適用へ」とファイザーワクチンのこと

「まん延防止重点措置 東京に適用へ―京都・沖縄も4月12日から」という見出しの記事が朝日新聞(2021年4月9日)に出ていた。重点措置は、すでに大阪府、兵庫県、宮城県で適用されている。 以下、新聞記事の概要を記録しておく。 <政府は、4月8日、東京都に特…

『たけくらべ』(樋口一葉、川上未映子訳)を読み終えて思うこと

有名な『たけくらべ』を今まで読んだことがなっかた。ひとつのセンテンスがながくて、だらだらと描写が流れるようで、最後が体現止めになったりしている。一葉の文章では、どうなっているのろうか。興味をもったので一葉の原文をリクエストした。日本語だか…

『おじさんは白馬に載って(高橋源一郎 絵・しりあがり寿)』を借りてきて思うこと

ここ3カ月くらいは、高橋源一郎さんにドップリつかって読書連鎖を続けてきた。昨日、『官能小説家』をよみおえた。この本は、『日本文学盛衰史』を雑誌「群像」に連載しているほぼ同時期に、朝日新聞に連載していたのだと知った。2000年頃のことだが、その…

iPS細胞から胎盤細胞―京大 発育不全の解明期待」記事を」読んで

生命科学はどこまで行くんだろう。 「iPS細胞から胎盤細胞ー京大 発育不全の解明期待」という見出しの記事が新聞に出ていた(朝日新聞2021年4月8日)。iPS細胞の研究が様々に進んんでいる。興味を持ったので、記憶と記録のために概要をまとめておきたい。 <…